生活のほとんどを自然に頼って暮らしていた人々は自然の中から食糧や生活に必要なあらゆるものを得てきた。
経験に基づく野生の動植物に関する知識とともに、いかにそれらを滅ばすことなく、長く安定して手にするかということに常に注意していた。
そのためには、自分たちを含める自然界を支配している、人を超えた「超自然的な世界」とのよりよい関係を築く必要があった。
彼らにはアニミズムの信仰があった。
そして、超自然的な世界と接触をする手段としてシャマンが行うシャーマニズムがあった。
シャーマニズムを通して人々は自然界から様々な恩恵を受けていた。
世界シャーマン会議日本代表として数々の世界大会に召喚される。
1950年 1月15日 伊東市宇佐美中里 牛小屋にて出生
1960年 ナバホ族のシャーマンにRAVEN大カラスと名付けられる
「今は身体は小さいけど、その大きな羽で世界を飛び回る」と予言される
1988年 下血にて臨死体験
1992年 落下 右足骨折
1995年 国柱会 田中香甫先生と出会う
1997年 大室山の神木の下で岩永姫に取り憑かれ「木精(こだま)」と言うイベントを 4年間実施
1999年 山田尚以画伯から錬堂を拝命
2000年 ツタの樹液アヨワアスカの効果で「南無妙法蓮華経」が身体に入っている事を自覚する
遠い昔から、ワタリガラスのメディスンは魔術と決まっている。
「ワタリガラス=魔術」は多くの文化に共通する認識だ。
メディスンの道では、ワタリガラスを魔法の使い手として敬うのが聖なる決まりだった。
使う魔術が悪いメディスンなら、その使い手は尊敬ではなく恐れから讃えられる。
ワタリガラスを恐れる者は、魔術というよく知りもしない領域に手を出して、自らかけた呪文で怪我をした経験があるのだろう。
魔術の暗い側面を分析するより、気づくべき学びはほかにある。
あなたがワタリガラスを恐れるのは、自分で作り出した悪魔や恐れについて学ぶ必要があるからだ。
ワタリガラスの魔術はパワフルだ。
ワタリガラスのメディスンが、虚無の暗闇に入って行く勇気をくれる この暗闇では、あらゆるものがまだ形を成さない「誕生前」の状態にある。
ここは大いなる神秘と呼ばれる空間だ。
大いなる神秘はすべてのそんざいが生まれる以前から存在していた。
グレートスピリットは大いなる神秘から生まれ、虚無の空間に住む。
ワタリガラスは虚無から遣わされたメッセンジャーだ。「生命の不思議」を皆に伝える
ワタリガラスの色は虚無の空間の色 創造の全エネルギーを集約した宇宙のブラックホールの色だ。
ネイティブ・アメリカンの教えでは「黒」は多くを意味する色だ。
しかし否定的な意味はない。
答えを探求する色。虚無の色。スピリチュアルな、または非物理的な道を示す色。
ワタリガラスの羽根は青味がかった黒をしている。この黒は玉虫色に光る暗闇の魔術を語る。
成長のプロセスに覚醒を促す変幻自在の色でもある
ワタリガラスは儀式の魔術を守護し、遠隔治療を可能にする。
ヒーリングの場には必ずワタリガラスがいる。
ヒーリングの魔術を導き、意識の変化を促すためだ。
「病気が治る」とは意識を変える つまり病を追い出して新しい現実を受け入れることだ。
ワタリガラスは「おおいなる神秘」という虚無空間と「豊饒の場(field of plenty)」から健康を連れて来る。
儀式を行う場には、儀式の目的に叶ったエネルギーが流れる。
ワタリガラスは儀式のエネルギーを運ぶ。
ある災害の被災地へエネルギーを送る儀式を行うとしよう。被災地では勇気と強さが求められる。
ワタリガラスは勇気と強さのエネルギーを運ぶ特使となる「心を痛め、援助の手を差し伸べる者がここにいる」と被災地の人々に感じてもらうのが儀式の意図ならば、ワタリガラスはそのエネルギーを運ぶ。
ワタリガラスの周りには魔術が巡っている、その魔術を突き止めようなどと試みない方がよい
所詮 無駄というものだ。
これは未知の何かが働いている時のパワーだ。
特別な何かが起ころうとしている。
錬金術が成就する閃きの瞬間は神秘で崇高なのだ。